「戦後」について考える

人はこともなげに「歴史を学び、過去を知る」というが、歴史は自己の外に観察対象として在るものではない。現在を生きる私ども自身が歴史を形成する当事者である。「戦後」とはいかなる時代だったのか、いかなる時代でありつづけているのか。「戦後は終わっていない」との問題意識から、文学、演劇、映画、音楽などに言及しつつ、政治史と精神史を融合させる視点から講ずる。


12月の内容紹介
東西冷戦という歴史的僥倖の中で繁栄を手にした日本は、その終結とともに「戦後」と訣別しなければならなかったが、それができぬまま錯誤し、惑乱し、あるいは諦観して今日にいたっている。「政治の失われし20年」からいかに脱却するかについて検討する。

遠藤浩一(えんどうこういち)

講師:遠藤浩一(えんどうこういち)

評論家

昭和33年(1958)年石川県金沢市生まれ。評論家、拓殖大学大学院教授・同日本文化研究所長。国家基本問題研究所理事等も務め、各紙誌に時務論などを執筆している。第10回正論新風賞。著書『福田恆存と三島由紀夫 1945-1970』(麗澤大学出版会)、『政権交代のまぼろし』(産経新聞出版)、『小澤征爾――日本人と西洋音楽』(PHP研究所)など。

講座概要
講座番号 7-3
講座タイトル ポスト冷戦――日本の試練
開講日 2011年12月13日(火) 時 間 19:00〜20:30
定 員 50名 会 場 産経新聞社会議室 会場までのアクセス
受講料 3,000円(講座申し込みのうえ事前に郵便振替でのお支払い)
問合せ先 「カレッジ事務局」 TEL. 03-3243-9828 FAX. 03-3279-6342 E-mail: college@sankei.co.jp
備 考  
講座内容
  講座番号 開講日 内容
【終了】 7-1 2011年10月11日(火)
19:00〜20:30

被占領期の苦闘――こうして「戦後」は始まった

主権を喪失し、天皇を人質に取られ、食糧危機に喘ぐ日本。そんな中で日本人は「強かな日常」を回復すべく苦闘した。吉田茂、三木武吉、西尾末廣、小林秀雄、福田恆存、三島由紀夫、服部良一、吉田正らのキーパースンを手掛かりに「戦後」の実相を剔抉する。

【終了】 7-2 2011年11月8日(火)
19:00〜20:30

高度成長と「1960年体制」――日本人は何を得、何を失ったか

朝鮮戦争、主権回復、保守合同と社会党統一、安保改定、高度成長、全共闘、三島事件……。危ういけれども希望があった時代。猥雑だけれども生きている実感があった時代。豊かさを獲得した私たちは、では代わりに何を喪失したのかについて検証する。

2011年12月 7-3 2011年12月13日(火)
19:00〜20:30

ポスト冷戦――日本の試練

東西冷戦という歴史的僥倖の中で繁栄を手にした日本は、その終結とともに「戦後」と訣別しなければならなかったが、それができぬまま錯誤し、惑乱し、あるいは諦観して今日にいたっている。「政治の失われし20年」からいかに脱却するかについて検討する。